造影剤と画像診断情報サイト Radiology & Interventional

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患者背景

30歳代 男性
定期検査時に肝酵素 γ-GT、GOT、GPTの若干の上昇が認められた。 超音波検査により、脂肪肝と右葉後下区域(VI)の限局性肝病変が疑われた。腫瘍マーカーは陰性であった。

検査目的

病変の確認および鑑別診断

検査プロトコール

造影前T1強調GRE画像、並びにT2強調HASTE及びTSE画像を撮像。
EOB・プリモビストを用手的にボーラス静注後、動脈相および門脈相を撮像。造影剤投与20分後に脂肪抑制法による2D-GREシーケンスにて肝細胞造影相を横断像と冠状断像で撮像。

所見

同じ画像所見を有する3つの限局性肝病変が確認された。最大の病変は右葉後下区域(Ⅵ)に認められる。 T1強調GRE画像ではやや低信号である。動脈相では早期の強い増強、門脈相では早いwash outが認められる。造影剤投与20分後の肝細胞造影相では、周囲実質と比較して、病変部は高信号に肝特異的増強が認められる。中心部に等信号スポットが認められる。




治療方針

生検により、肝細胞腺腫と確認された。悪性化の有無を確認するため、6ヵ月間隔の超音波検査によるフォローアップ、2年後のEOB・プリモビスト造影MRI検査を実施することとなった

考察

EOB・プリモビスト投与により、右葉後下区域(Ⅵ)の病変が確認され、その他の2つの病変も診断された。良性肝細胞病変(肝細胞造影相における限局性の肝特異的な取り込み)であることが明らかになった。いずれの病変にも中心の瘢痕は認められず、これにより腺腫と診断できた。

副作用の概要[承認時:国内及び海外臨床試験の合計]

総症例1,755例中76例(4.33%)に副作用が認められた。主な副作用は、血管拡張(熱感、潮紅)16例(0.91%)、悪心12例(0.68%)、味覚倒錯9 例(0.51%)、頭痛8 例(0.46%)等であった。


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