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Volume 8 No.3  December 2007 左のボタンをクリックすると目次画面が表示されます。
日本語版 Volume 8 No.3

監修・・・高橋 睦正

編集・・・小澤 栄人

熊本大学名誉教授

埼玉医科大学国際医療センター
中央放射線部

MRM & JMRI
このサイトでは,JOURNAL OF MAGNETIC RESONANCE IMAGING(JMRI),MAGNETIC RESONANCE IN MEDICINE(MRM)誌よりセレクトされた論文を日本語版でご紹介しています。


MRI:病態生理に迫る
写真

埼玉医科大学国際医療センター中央放射線部
小澤 栄人

MRI技術の進歩は著しく,撮像時間の短縮や空間分解能の向上といったテクニカルな面のみならず,多様な部位での定量評価もその恩恵にあずかっている。以前は定量評価といえば,複数回の撮像をしたうえで長い時間をかけて信号強度を計算してようやくT1値とT2値を得ていたが,マルチエコーの出現により比較的短い時間で計算画像としてMRIのコンソール上でそれを知ることが可能になってきている。近年,傾斜磁場の安定性を合わせたMRI 装置の進歩で,MR spectroscopy や拡散強調画像のADC,FA,R2*,R2など定量評価の研究が広く行われてきている。これらの要因には,MRI 装置が「より高磁場へ」,「3Tへ」と向かっている現状があり,より強いシグナルノイズコントラストが得られつつあることも一因であると考えられる。
今回紹介するのは主に,3T MRIに関する論文および臨床に関連する定量評価に関するものである。また,実際の臨床的にも有用である定量評価の観点から多くの論文を選んだ。最初に選んだものは,3T MRI装置および1.5T MRI装置を用いて比較したR2*の論文であり,高磁場装置を利用する上での問題点が取り上げられている。その他も,同様に1.5Tと3Tを比較した論文として,脳血流量に関する論文とMRCPに関する論文を織り交ぜた。また定量的評価法として再現性に焦点をあてている論文として,3T MRI装置による頸動脈評価の再現性の検討と腫瘍微小血管に関するダイナミック MRを扱っているものを取り上げた。定量評価の再現性については,本来研究の初期段階で検討するべきものであり,論文内に記載されていることはJMRI やMRMでも多くはない。しかし,実際には研究を進めていくうえで,データのばらつきの原因の非常に大きな要因となってしまうことがある。また,新しい定量化の方法としてT1,T2*,PDを同時に測定する論文,arterial spin labeling法による脳血流量の論文,高速T2*に関するものを取り上げた。すぐ臨床に役立つ論文としては,息止め拡散強調画像の有用性,FNHの診断,乳腺腫瘤のT2強調画像の有用性についての各論文を取り上げた。いずれの論文も,我々の日常診療や研究の参考になる点が多く含まれていると思う。

 監 修    編集委員
高橋 睦正
熊本大学名誉教授   大友  邦 東京大学大学院医学系研究科
放射線診断学
      小澤 栄人 埼玉医科大学国際医療センター
中央放射線部
      杉村 和朗 神戸大学大学院医学系研究科
放射線医学分野
      高橋 昭喜 東北大学大学院医学系研究科
内科病態学講座
      福田 国彦 東京慈恵会医科大学放射線医学講座
      松永 尚文 山口大学大学院医学系研究科
情報解析医学系学域放射線医学分野
      山下 康行 熊本大学大学院医学薬学研究部
放射線診断学部門

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